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送別会進行の流れ

送別会の進行は大きく分けて前半、中盤、後半の役割に分かれます。

前半は開催と乾杯など、中盤は送別者への又は送別会の言葉、後半は締めとなります。

標準的な全体の次第と時間配分は、以下を参考にすると良いでしょう。

前半   ●乾杯の挨拶
前半   ●差入れの紹介
前半   ●連絡事項(時間やメニュー)
【40分】   《歓談》
中盤   ●送別者に贈る言葉、記念品
中盤   ●送別者の挨拶
中盤   ●(後任の挨拶)
【時間まで】   《歓談》
後半   ●締めの挨拶

続いては、具体的な司会者のセリフをご紹介します。

送別会の前半

会場に主賓及び参加者が揃いましたら、各席に飲み物が行き届いたところを見計らい送別会開催の宣言をします。

異動の場合
まだ若干名遅れている方がおりますが、定刻になりましたので、この度○月○日にご栄転される○○さんの送別会を始めさせて頂きます。

退職の場合
それでは皆さんお揃いになりましたので、この度○月○日で退職される○○さんの送別会を始めさせて頂きます。

開催の宣言をしたら、乾杯挨拶に移行します。

乾杯の挨拶を△△さんお願い致します。

乾杯挨拶が終わりましたら、すかさずに差入れの紹介や飲食のご紹介をしましょう。

差入れの紹介の際は、お酒の場合は銘柄や産地も紹介するようにします。

差入れの紹介
本日の送別会には差入れが届いておりますのでご紹介を致します。

□□の ◇◇さんから久保田の万寿を頂いています。
△△の✖️✖️さんからは北海道産のワインを頂いております。

後ほど各テーブルにお持ちします。
差入れのご紹介は以上となります。

飲食に関する連絡事項
また、飲食に関する連絡事項ですか、本日の送別会は2時間飲み放題でラストオーダーが30分前まで、飲み放題のメニューは○○を除く全てのメニューが飲み放題となっております。

食べ物はコース料理となりますので、追加の注文は別途精算となりますのでお願い致します。

連絡事項は以上となります。

これらを一通り話しましたら、歓談とします。

それでは暫しご歓談ください。
 

送別会の中盤

暫く歓談して場が温まってきたら、送別者へ贈る言葉に移ります。

時間で言うと乾杯から40分くらい経過してからが丁度良いです。

歓談が時間があまり長過ぎると、このあと送別者からの挨拶も控えていますので、酔いが回り過ぎないような時間配分が必要です。

また、歓談中は賑やかで司会の声は聞きとり辛くなりますので発言の前は必ず拍手をして、一旦司会に注目してもらいます。

えー、それではここで送別者への贈る言葉を頂戴したいと思います。

○○さんの直属の上司であります□□の△△さんお願い致します。

退職などの送別会で送別者へ贈る記念品などを用意している場合は、続けて行います。

続いて、本日は○○さんへプレゼントも用意しております。✖️✖️さんお願い致します。

送別者に贈るものが一通り終わりましたら、続けて送別者からの挨拶に移ります。

それでは続けまして、送別者の○○さんからご挨拶を頂きたく思います。○○さんお願いします。

終わりましたら、送別者への挨拶に対して一言添えて歓談に入ります。

ありがとうございました。

ご異動(ご退職)されましても、現在の職場を気にかけていただけると幸いです。

それではご歓談下さい。

✳︎異動による送別会で後任の方が同席している場合は、このタイミングで一言ご挨拶をして頂くようにしましょう。

ありがとうございます。

本日は○○さんの後任の✖️✖️さんも来ておりますので、一言ご挨拶を頂きたいと思います。
突然で申し訳ございませんが、宜しくお願い致します。

送別会の終盤

会場の終了時間になったら、締めの挨拶に移行します。

宴もたけなわではございますが、お時間となりましたので、ここで一旦締めさせて頂こうと思います。
それでは締めを◇◇さんお願い致します。
※宴もたけなわ※ 
「宴」=宴会 「たけなわ」=最盛時、盛り上がりすぎて盛り上がりが衰退に向かう時 という意味なのです。 なので、宴が一番盛り上がっている場面や宴の盛り上がりが最高潮の場面のことを表します。

ちなみに、「たけなわ」は漢字で書くと「酣」と書きます。 「酒」+「甘」でお酒を発酵させたときにだんだんと甘くなりお酒が飲み頃になってきたということを「たけなわ(酣)」と言ったそうです。
無事に締めまで終わりましたら、司会の役目はお終いです。